ほろほろと、酒を飲んでいる。 安倍晴明の屋敷の簀子の上である。 どこからか梅の香りが風に溶け、ここまで漂ってきている。「なあ、晴明よ」 源博雅が庭を眺めながら言った。
宮本常一先生の「海に生きる人びと」を読了。もはや民俗学の枠を軽く飛び越え、「生活史学」「民衆生活学」とでも呼ぶべき域に達している。 瀬戸内海周辺をメインとした海人(アマ)の歴史について微に入り細に入りよくもまあ調べたものだと関心する。藻塩を…
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