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【Kindle Unlimited】KENPと定価の話【KDP】

KENPとは「Kindle Edition Normalized Penis」の略で、KDP(Kindle Direct Publishing)、すなわちAmazon Kindleストアで出した電子書籍のうち、Kindle専売にした作品をKindle Unlimited会員に読まれたページ数のことです。

 

Kindle Unlimited(以下KU)は月額980円で、対象となっているKindle書籍が読み放題になるAmazonのサービスですが、作家側からするとKU会員が読んだページ数に応じた印税がもらえるわけですが、このときの基準となるのがAmazon独自に算出したKENPというページ単位になります。

 

何故か伸びるKENPの怪 

 

こちらの記事↓

www.gangstagakill.net

 

にも書いたとおり6月に2巻をリリース、1、2巻同時無料キャンペーンを敢行し、夏目漱石を倒して450DLをいただいたわけですが、その後何故かKENPが伸びているのです。

それまでは月に2000~3000くらいだったのですが、無料キャンペーン後は11000/月くらいになっています。2作品でこれってどうなんでしょう? 多いのか少ないのか。

しかし、なんで? ってなります。無料キャンペーン中は文芸、評論カテゴリーで夏目漱石を抑え2位を獲得し、それなりに衆目を集めることがあったのでしょうが、キャンペーンが終われば後の祭り、放送終了後のクールアニメのように人々の記憶からは消え去り、兵どもが夢のあと、の様相を呈しております。本ブログや小生HPのアクセス数が伸びているわけでもないのになんでKENPがこんなに伸びているのでしょう。

もしかして

無料期間のDLであってもKU会員が読めばKENPとして数えられるのではないか?

 

小生はこのような仮説を立てました。

丁度最近、折羽ル子さんが新作の短編集の無料キャンペーンを打っておりましたが、

 

病理カプリチオ

病理カプリチオ

 

 

「(無料中なのに)何故かKENPが伸びている」といったことをツイートされてました。やはりそうなのかも知れません。もしそうならば無料キャンペーンをやる意味は大いにあるということになります。

しかしながらこれが真実ならここんところ伸びているKENPは無料期間中にDLされたもので、新規にKU会員がDLしたものではないということにもなるのでなんとも切ない話です……。

 

定価設定

小生の場合KDPの収入のほとんどがKENPです。身内のご祝儀購入を除けばほぼ100%がKENPです。であればKU会員に絞った戦略を打ち立てていくべきでしょう。

KU会員の立場に立ったならば、250円の本と1250円の本ではどちらを読んだ方がお得に感じるでしょう。当然後者です。月額980円を払い読み放題状態なのでどちらも追加料金無く読めるとあっては高い方を読んだ方がお得に決まっています。

というわけで「ジントニ」の1、2巻をKDPセレクトの上限である1250円にしてみました。試験的に一週間くらいこれでやってみようと思います。

KDP界隈だと紙の本の長さで30ページで300円とか、えっ、と思うような薄い本が多いですが、これもKU会員なら躊躇せず読めるわけですね。

 

ロリコン探偵仁とニック1

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ロリコン探偵仁とニック2 (Pirika出版社)

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